JA全中とNHKは6日、第49回・50回日本農業賞の表彰式を、東京NHK放送局からオンラインで開催しました。宮城県からは、新型コロナウイルスの感染拡大により表彰式を延期していた第49回で特別賞を受賞した「有限会社 氏家農場」と、今年度の第50回で大賞を受賞した「農事組合法人 仙台イーストカントリー」(いずれも個別経営の部)が、仙台市内の会場から参加しました。
仙台イーストカントリーは2008年、仙台市若林区神屋敷地区の麦・大豆の転作組合を母体に設立。東日本大震災による津波で、壊滅的な被害をうけましたが、仲間と再起し、現在では約70ヘクタールで数十種類の水稲と大豆、飼料用米などを栽培しています。農家レストランの経営や、地域のシンボルである岩蔵を生かした「神屋敷天然醸造味噌」も販売しています。多品種栽培を可能にする高度な技術や栽培システムや6次化や女性の活躍、そして震災から復興を遂げ地域を牽引している点などが高く評価されました。
受賞に際し、氏家農場の氏家靖裕代表は「このような賞を頂くことで、取り組んできたことが間違いではなかったと感じることが出来た。これに恥じないように頑張って行きたい。」と述べられ、仙台イーストカントリーの佐々木均代表は「栄誉ある賞を頂きとても光栄。これからも地域に根ざした農業を展開し、次代へと継承していきたい。」と述べられました。
記念撮影の様子(氏家農場)
記念撮影の様子(仙台イーストカントリー)