3年に1度、コメを通じた農業振興と地域づくりの優れた取り組みをたたえる第10回オリザ賞の表彰式を、10日に仙台市内で開催したJA宮城県大会に併せて行いました。
大賞のNPO法人鳴子の米プロジェクト、準大賞の大郷グリーンファーマーズと加美農業高校の代表者や生徒に対し、佐野代表理事会長が表彰状を手渡しました。
鳴子の米プロジェクトは地元の農業と田園風景を守ろうと2006年に設立し「ゆきむすび」の特別栽培米を生産するほか、生産者と消費者をつなぐ活動にも取り組んでいます。
大郷グリーンファーマーズは、地権者から農地を預かってコメや大豆などを生産し、地域の堆肥を生かした有機栽培で循環型農業を展開。また、加美農業高校は、食の安全や環境保全の認証制度GAPを取得したほか、組織的で持続可能な農業経営を担う人材の育成を進めています。