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【食農教育】学校給食へ環境保全米の提供が始まります

令和2年11月より順次「環境保全米」の提供を実施

 JAグループ宮城や宮城県などで構成する「宮城県米飯学校給食普及拡大推進委員会」は、11月の新米切替より県内28市町村の学校給食に環境保全米「ひとめぼれ」を順次提供することと致しました。化学農薬や化学肥料の使用量が、慣行栽培の半分以下に抑えられた同米の提供によって、水田を中心とした農業や環境への関わりを伝える食農教育の推進と、同米の栽培拡大を目指します。都道府県単位で環境保全米を学校給食に導入するシステムは、全国的にも珍しい取り組みとなっています。

 近年農地集積による栽培の合理化が進み、同米の栽培面積が2012年の2万6855ヘクタールから減少傾向にあり、県内では2019年、1万8959ヘクタールで栽培されています。同会では学校給食への同米提供を通じて、宮城県全体のイメージアップや生産意欲の向上等、県全体で同米の栽培機運を盛り上げ栽培面積の拡大を目指します。

 県内JAでは、同米を栽培する水田で生き物の生育状況を調査するなど、食農教育への取り組みを実施しています。学校給食への供給を契機に、さらなる推進を目指します。


  • 先行実施が行われている登米市内小学校の給食風景

  • 実際に小中学校等で配布される環境保全米チラシ(1)

  • 実際に小中学校等で配布される環境保全米チラシ(2)
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