JA宮城中央会はTPPに断固反対しています

JAグループ宮城

わたしたちは、以下の理由でTPPに断固反対しています

○TPPは日本の農業を壊滅させ、食料自給のできない国にします。
 ~全品目の関税撤廃によって、安い外国産農産物が流入し、大規模化が難しく価格競争に太刀打ちできない国内農業は大打撃。食料自給率は低下します。

○TPPの影響は、国民一人一人の暮らしを直撃します。
 ~農業分野だけでなく、食の安全・地域の雇用・医療制度など、暮らしのあらゆる分野に影響を及ぼします。

○TPPに参加することは、震災復興の妨げになります。
 ~農業を初めとする地域の産業を海外との競争にさらし、震災や原発事故による被害からの復興・再建の道をふさいでしまうことにつながります。

○TPPは格差社会を助長します。
 ~TPPで得をするのは、一部の輸出向け大企業のみ。外国からの低賃金労働者の流入で国内雇用が失われ、賃金も低下します。ひと握りの勝者と大多数の敗者を生みだします。

○TPPによりわが国の主権が危うくなります。
 ~関税撤廃により、食料のほとんどを海外に依存し、米韓FTAでも問題になっているISD条項(投資家対国家間の紛争解決条項)により、独自に日本が設けている安全規制等があることに対し海外企業から政府が訴えられることになります。

TPP(環太平洋経済連携協定)とは

(1)TPP:太平洋を囲む12カ国が交渉中の多国間で結ぶEPA(※1)関税撤廃の例外を認めない完全な貿易自由化交渉

※FTA・EPAとは

  1. FTA(自由貿易協定):特定の国や地域との貿易で関税をゼロにする協定
  2. EPA(経済連携協定):モノだけでなくサービス・投資・労働力の輸出入も自由にする協定。「事実上全ての貿易について、原則として10年以内の関税撤廃」とWTO協定で規定するが、10%は除外・例外が可能

(2)TPP参加国

交渉参加国 12カ国(アメリカ・シンガポール・ニュージーランド・ブルネイ・チリ・オーストラリア・ペルー・マレーシア・ベトナム・メキシコ・カナダ・日本)

(3)TPPの特徴

  1. 例外なき関税撤廃
  2. 24分野で制度やルールを統一
  3. アメリカが主導

TPPの影響


JAグループ宮城、TPPから食とくらし・いのちを守るネットワーク宮城の取り組み


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