平成29年4月18日(火)、仙台市JAビル宮城にて、「宮城県農協青年連盟 第64回通常総会」を開催し、平成28年度事業及び収支報告や平成29年度の事業計画及び収支予算等の議案を提出し、すべて可決・承認されました。今年度は、東日本大震災からの復興の加速をはじめ、ポリシーブックを活用して政策提言活動、国民的合意形成運動、組織活性化対策などに力を入れて行くこととしました。
また、組織の結集力を高めていくとの総会宣言(案)を提案し、満場一致で可決されました。
総会後には、JA宮城中央会・農林中央金庫仙台支店の協力のもと、「若手農業者に贈る経営指針研修会」を開催し、岩手県の(株)西部開発農産 照井 勝也 代表取締役社長にお越しいただき、「西部開発農産の取り組み」についてご講演いただきました。
詳しい内容は次のとおりです。
宮城県農協青年連盟 委員長 鈴木 貴郎
宮城県知事 村井 嘉浩 氏 代読:宮城県農林水産部 部長 武藤 伸子 氏 |
宮城県農業協同組合中央会 会長 石川 壽一 氏 |
JAみやぎ女性組織協議会 会長 佐々木 美和子 氏 |
宮城県農協青年連盟 前委員長 相澤 宏樹 氏 |
議長 JAあさひな青年部 板宮 慎 氏
第1号議案 平成28年度事業報告及び収支決算の承認について
第2号議案 平成29年度事業計画及び収支予算の設定について
第3号議案 平成29年度会費及び農政特別賦課金の賦課並びに納入方法の決定について
第4号議案 顧問及び参与の推戴について
<全議案について全て可決・承認されました。>
総会宣言 |
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我々JA青年組織盟友は、地域農業の担い手として日々営農活動に真摯に取り組み、地域農業の振興を図りながら自然環境や美しい農村風景の保全、そして農業者の最大の役割である安全・安心な農畜産物の生産に努めている。 また、食と農の価値を高めるため、責任ある農政運動を展開するとともに、地域住民や一般消費者、そして次世代を担う子どもたちとの交流を実践し、国民との相互理解を図っている。 しかし、農業をめぐる情勢は依然として厳しい状況にあり、農業・農協改革や30年産以降におけるコメの生産調整の見直し、農畜産物の価格低迷など、多くの課題が我々の生産現場と生活基盤を脅かしている。 さらに、東日本大震災からの復興が進む中、農家の減少や耕作放棄地の増加に歯止めがかからず、また依然として払拭できていない原発事故の放射性物質汚染問題は、被災地の産業を低調にさせ、復興の加速化を阻む要因となっている。 このように、地域農業・地域社会には課題が山積しており、それらを担う我々青年農業者への期待と役割はますます大きなものとなっている。 今こそ、ポリシーブックを活用・実践し、盟友自らがJA運動の先頭に立ちながら、消費者とともに農業を基軸とした豊かな地域社会を築いていくとともに、青年農業者の声を農業政策へ反映させていくため、盟友数の拡大を図り、組織の結集力を高めていくことをここに宣言する。 平成29年4月18日 |
<満場一致により採択されました。>
○若手農業者に贈る経営指針研修会
「西部開発農産の取り組み」
講師:(株)西部開発農産 代表取締役社長 照井 勝也 氏