3月11日~12日まで、都内のJAビルにて、全青協臨時総会や、全国及びブロック会議、食農教育に関する研修、ポリシーブック全国大会等が開催され、相澤委員長と三塚委員が出席しました。
臨時総会では、平成27年度のJA全青協会長・副会長の選任に関する議案等が提出され、可決されました。
また、食農教育に関する研修では、株式会社ノースプロダクション 代表取締役 近江正隆 氏を講師とし、農村が持続するために食農教育が果たす役割について学びました。
ポリシーブック全国大会では、本連盟とJA新はこだて青年部が、見事、優良組織として表彰され、実践報告として、三塚委員が講師となり研修を行いました。
JA青年の主張全国大会で最優秀賞を受賞した橋本拓未盟友及びJA青年組織手づくり看板全国コンクールで最優秀賞を受賞したJAみやぎ仙南川崎地区青年部の藤枝磨盟友が,受賞報告のため、相澤委員長とともに、若生副知事を表敬訪問しました。
平成27年4月17日、JAビル宮城にて、第62回宮城県農協青年連盟通常総会を開催し、平成26年度事業及び収支報告や平成27年度の事業計画及び収支予算等の議案を提出し、すべて可決しました。平成27年度は、東日本大震災からの復興への取り組みはもちろんのこと、米価下落への対策、TPP交渉問題、食農教育に力を入れて行くこととしました。
研修では「県内JA青年部合同イベント『農魂祭』の取り組みについて」を農魂祭実行委員会 前副委員長 鈴木 貴郎 氏 より、「農作業事故の現状と事故防止に向けた取り組みについて」宮城県農業協同組合中央会 営農農政部 木村 担当より講演を受けました。
また、最後には「TPP交渉に関する特別決議(案)」を提案し、満場一致で可決されました。
【特別決議内容】
TPP交渉に関する特別決議
我々若手農業者は、日本農業・地域農業の担い手として、農業生産・農業経営、そして地域社会の発展を脅かすTPPに対し、強い危機感を抱いてきた。
4月28日開催の日米首脳会談や、その直前の主席交渉官会合の開催、さらには、米国のTPP法案の議会提出などの報道がなされており、引き続き予断を許さない状況にある。
また、1月下旬以降、米を含む重要品目について譲歩を検討しているかのような報道内容が相次ぎ、現場は大混乱している。交渉内容の情報開示がない中、こうような報道は、生産現場をいたずらに不安にさせるものであり、仮にこれらの報道が正しいのであれば、断固として阻止しなければならない。
何より、政府は「地方創生」の実現を掲げており、また、東日本大震災からの復興を進めるためには、地域を支えている農業などの産業再建を最優先課題とすべきで、地域社会を崩壊させかねないTPPへの参加は、政府が掲げる「地方創生」を困難にするものであるといわざるを得ない。
我々若手農業者は、地域農業と地域社会・経済を崩壊させかねないTPPについては、引き続き、政府に対し国会決議の遵守を求め、遵守できないのであれば交渉脱退も辞さない不退転の覚悟で臨むよう訴えていく。
さらには、協同組合組織の理念のもとに結束を強め、日本の食と農業を守り、地域社会の持続的発展に向けて団結して行動していくことをここに決議する。
平成27年4月17日
第62回宮城県農協青年連盟通常総会
JA青年の主張全国大会で最優秀賞を受賞した橋本盟友及びJA青年組織手づくり看板全国コンクールで最優秀賞を受賞したJAみやぎ仙南川崎地区青年部をお祝いするため、通常総会後に、場所を移し、祝賀会を開催しました。
橋本盟友及びJAみやぎ仙南川崎地区青年部には、全国最優秀賞という輝かしい功績を収め宮城県の農協青年組織の発展に多大な貢献をされたことを表彰するため表彰式の実施も行いました。
本県の農業は米を主軸としており、今後予想される米価下落の問題や、飼料米の取り組みの動向については、盟友一人ひとりが考え、結束して行動していかなければならない重点課題の一つであると考えるため、JA全中、JA全農(全国本部・県本部)、県中央会の担当者との意見交換を実施し、飼料米への取り組みを中心とした、JAグル―プの水田農業への取り組みについて議論を行いました。
盟友からは、日ごろの想いや、課題など活発な意見が飛び交いました。
4月24日、仙台市内にて、TPPから食とくらし・いのちを守るネットワーク宮城が主催する「TPPから食とくらし・いのちを守る宮城県緊急学習会」が開かれ、本連盟相澤委員長が若手農業者代表として、「米価下落の問題があるなか、地道に頑張っている農家がたくさんいる。そのような状況下で、米の輸入拡大となれば、その努力は一瞬にして無になる。強い憤りを感じる。」とTPPに対する思いを強く訴えました。
4月30日、JAビル宮城にて、「東北・北海道農協青年組織協議会 通常総会」が開催されました。
新体制として、会長に山形県の伊藤会長、副会長に福島県の大野会長が就任し、その他の議案もすべて可決されました。総会後には、研修として、「宮城県内JA青年部合同イベント『農魂祭』の取り組みについて」を農魂祭実行委員会 前副委員長 鈴木 貴郎 氏 より講演を受けました。
また、研修会終了後には、本ブロックにおいて平成26年度JA全国青年大会で、青年の主張および看板コンクールは宮城県、組織活動発表は山形県と全国最優秀賞受賞3冠を祝し、「東北・北海道農協青年組織協議会 全国表彰祝賀会」が開催され出席した。
【総会・研修会】
【祝賀会】