本連盟加盟団体であるJA仙台青年部、JA名取岩沼青年部、JAあさひな青年部、JA古川青年部、JA加美よつば青年部、JAいしのまき青年部、JAみやぎ仙南青年部の7団体が農魂祭実行委員会を立ち上げ、11月1日に「農魂祭~百姓からのありがとう~」を開催いたしました。
昨年より、「東日本大震災の、たくさんの支援に対しての感謝の想い」を伝えるため実施しております。
当日はあいにくの空模様でありましたが、各JA青年部盟友が一丸となり様々なイベント・ブースの運営を行い、会場を盛り上げていました。
また、今年はJFみやぎ青年部やオホーツク農協青年部などの皆さまも参加されました。
水田農業を持続的に発展させ農業経営所得を確保するために開催された、宮城県JA代表者集会にて、若手農業者の代表として、本連盟の三塚委員が壇上にあがり意見表明を行った。三塚委員は「米価格の下落は不安である。また、JAが最近元気ないように感じるので、元気をだして、ともに頑張りましょう!」とJAグループ宮城の活性化を図る内容の意見表明を行った。
11月7日、県選出国会議員に環太平洋連携協定(TPP)交渉にかかる緊急要請を行いました。
緊急要請は、全国農協青年組織協議会が1~8日までを全国一斉要請週間とし、その一環として地元選出国会議員へ行った。
TPP交渉にあたっては、国会決議が遵守できない場合は「脱退も辞さない」不退転の覚悟で臨むよう、政府に働きかけを行うことを強く求めました。
相澤宏樹委員長は「日本農業・地域社会の担い手として、我々青年部は農業生産・農業経営など全力で努力し活動している。是非とも我々の声を聴いていただき、政府に働きかけてほしい。」と力強く伝えました。
要請については、同日行われた「水田農業者の持続的発展及び経営所得確保に関する宮城県JA代表者集会」に出席した地元国会議員や秘書に行いました。
11月9日(日)、東日本大震災の被災地復興支援として、宮城県東松島市の仮設住宅にて農産物の直売会と力一杯にぺったんこ! を行いました。
販売した農産物や餅つきに使用した餅米は、県内青年部や東北・北海道の青年部より被災地のためにと協力を得て無償提供を頂き、農産物は100円からの手ごろな値段で販売し、餅については、きなこやゴマ、砂糖醤油をかけ無料で振る舞いました。
農産物の売り上げや提供頂いた農産物の一部は、県内の児童福祉施設や近年の自然災害により被災した都道府県青年部、JAグループ宮城災害復興本部に寄付します。
訪れた仮設住宅の住民は「新鮮な野菜が手に入りうれしい。」「震災直後はこのようなイベントはあったが、最近は少なく、さびしく感じていたのでとても嬉しい。是非また行って欲しい。」とつきたてのお餅を食べながら話していました。
この度、ご協力頂きました、たくさんの青年部や女性部の皆さまにこの場をお借りして感謝申し上げます。
(安くて新鮮な野菜は大盛況!)
(力一杯にぺったんこ! )
11月18日~19日に東京都内にて県選出国会議員との意見交換や要請活動を実施しました。県青年部で作成した、ポリシーブックを使用し、農業・農協改革、TPP、震災復興、米価下落、鳥獣被害など様々な課題・問題について意見交換しました。
また、この度の活動には、県女性協議会の八嶋会長も上京頂き、共に宮城の農業のため県選出国会議員へ要請を行いました。
(要請・意見交換風景)
11月18日開催しました「JA都道府県青年組織委員長・事務局拡大合同会議」にて、復興支援活動(仮設住宅直売会)の売上金を土砂災害で大きな被害を受けました、JA広島農青連へ贈呈いたしました。
(JA広島農青連の中村委員長に目録を贈呈する3役)
平成26年11月24日(月)25日(火)、秋保温泉「ホテル華乃湯」において県内盟友170名が参加し「平成26年度宮城県JA青年大会」を開催しました。
(趣旨)
東日本大震災から3年8ヶ月以上が過ぎ、地域農業の担い手であるJA青年組織を取り巻く環境は大きく変化している。このような中、農協運動に果たすJA青年部の役割を再確認するとともに、活動体験交流と討議を通してJA青年部組織活動強化・発展と活力ある地域づくりを積極的に展開するため、JA青年部組織リーダーが一堂に会し本大会を開催する。
(主催)
宮城県農協青年連盟、JA宮城中央会
(後援)
宮城県、JA宮城中央会、農林中央金庫仙台支店、JA全農みやぎ、JA共済連宮城、㈱日本農業新聞、(一社)家の光協会、㈱農協観光宮城支店
(来賓)
所属 | 役職 | 氏名 |
---|---|---|
宮城県農林水産部 | 農林水産経営支援課技術副参事兼技術補佐 | 金岡 裕司 |
宮城県農業協同組合中央会 |
会長 |
石川 壽一 |
JAみやぎ女性組織協議会 |
会長 |
八嶋 洋子 |
宮城県農協青年連盟 |
前委員長 |
寒風澤 敦司 |
(株)日本農業新聞 |
東北支所長 |
福本 卓郎 |
(一社)家の光協会 |
北海道東北普及文化局長 |
秋谷 進 |
農林中央金庫仙台支店 |
業務第二班次長 |
後藤 満浩 |
全国農業協同組合連合会 |
管理部総務人事課長 |
大庄司 文隆 |
全国共済農業協同組合連合会 |
管理部総務課長 |
庄子 毅 |
(株)農協観光 |
宮城支店長 |
沢石 寿 |
宮城県農業協同組合中央会 |
営農農政部長 |
安齋 明修 |
(審査委員)
所属 | 役職 | 氏名 | 備考 |
---|---|---|---|
(株)日本農業新聞東北支所 |
東北支所長 |
福本 卓郎 |
審査員長 |
宮城県農林水産部 |
農林水産経営支援課技術副参事兼技術補佐 |
金岡 裕司 |
|
(一社)家の光協会 |
北海道東北普及文化局長 |
秋谷 進 |
|
農林中央金庫仙台支店 |
業務第二班次長 |
後藤 満浩 |
|
全国農業協同組合連合会 |
管理部総務人事課長 |
大庄司 文隆 |
|
全国共済農業協同組合連合会 |
管理部総務課長 |
庄子 毅 |
|
宮城県農協青年連盟 |
前委員長 |
寒風澤 敦司 |
|
宮城県農業協同組合中央会 |
営農農政部次長 |
我妻 武昭 |
|
(開会)
(綱領朗唱)
(開会挨拶)
宮城県農協青年連盟 委員長 相澤 宏樹
(来賓祝辞)
宮城県農林水産部 部長 吉田 祐幸 様
宮城県農業協同組合中央会 会長 石川 壽一 様
JAみやぎ女性組織協会 会長 八嶋 洋子 様
宮城県農協青年連盟 前委員長 寒風澤 敦司 様
(義援金贈呈)
11月9日開催の復興支援活動(仮設住宅直売会)の売上金をJAグループ宮城災害復興本部へ贈呈いたしました
(JA青年の主張発表)
組織名 | 氏名 | 題目 | 備考 |
---|---|---|---|
JA名取岩沼 |
長田 直樹 |
私の人生設計3C戦略 |
|
JAみやぎ亘理青年部 |
高橋 智也 |
私が農家になって見て |
|
JAあさひな青年部 |
佐藤 孝 |
「専業にすればいいじゃん!」 |
|
みやぎ仙南農協 |
渡辺 修一 |
農業と地球環境を考える |
|
JA加美よつば青年部 |
橋本 拓未 |
“根っこ”から |
最優秀賞 |
JAみどりの青年部 |
小野寺 良太 |
地域、そして人とのつながり |
|
JA栗っこ青年部 |
白鳥 一徳 |
「やりま・・・・しょ!!」 |
|
JAみやぎ登米 |
常永 秀晃 |
新規就農しました |
|
いしのまき農協青年部 |
浅野 一弥 |
酪農を楽農へ |
(JA青年部組織活動実績発表)
組織名 | 氏名 | 題目 | 備考 |
---|---|---|---|
みやぎ仙南農協 |
高橋 和也 |
食と農を次世代の子供たちへ |
|
JAみどりの青年部 |
佐々木 稔 |
「青年部事業における |
|
JAみやぎ登米 |
高橋 健一 |
熱き心に~青年部を存続~ |
最優秀賞 |
いしのまき農協青年部 |
木村 健太郎 |
河南地区の青年部活動 |
(講演)
「日本の未来への展望について」
講師 (前防衛大臣) 小野寺 五典 氏
(一分間スピーチ発表)
「盟友が、日頃の現場での想いを訴えることにより、盟友同士の交流の契機とする。」ことをテーマに、発表内容については自由とし、全組織(12JA)からの代表者が、日頃の思いのたけなどを発表し、大いに盛り上がった。
なお、後日の委員会にて全国大会推薦者は いしのまき農協青年部 河南地区 大橋 拓海 氏となりました。
(大会宣言)
我々JA青年組織は、これまで地域農業の中核的な担い手として、日々、営農活動に真摯に取り組み、農業の最大の役割である安全で安心な農畜産物の生産に努めてきた。
また、全国の農業者の先頭に立ち、農政活動の展開、地域住民や一般消費者、そして次世代を担う子供たちとの交流等を実践し、食料自給率向上の必要性、農業の持つ多面的機能、日本農業の重要性を広く国民に訴えてきた。
こうした中、「協同組合原則」を無視した政府主導の農業・農協改革をはじめ、米価の下落・TPP交渉問題と我々の生活基盤を崩壊しかねない問題が山積している。
さらには、東日本大震災と、原発事故による放射能汚染問題は、いまだに、我々の生活や、農畜産物の生産活動に大きなダメージを与えており、農業・農村をめぐる情勢は依然厳しい状況にあり、我々青年農業者への期待と役割はますます大きなものとなっている。
我々は、本大会において「子どもたちの未来へ」~One For All「絆」All For One~ をテーマに掲げた。協同の精神をもち、互いに助け合い、多くの課題や難題を解決していかなければならない。
今こそ、我々自らが農業の素晴らしさと大切さを再確認し、盟友一丸となり、「日本の農業と農村の未来は我々の双肩にかかっている。」との熱い思いを持ち、自ら作成したポリシーブックを活用・実践し、この厳しい状況を情熱と協同の力で乗り切きり、次世代を担う子供たちのために、誇りと責任をもって行動していくことをここに強く宣言する。
平成26年11月24日
平成26年度宮城県JA青年大会
(TPP交渉に関する特別決議)
我々若手農業者は、日本農業・地域農業の担い手として、農業生産・農業経営、そして地域社会の発展を脅かすTPPに対し、強い危機感を抱いてきた。
国権の最高機関たる国会において、農林水産物の重要5品目を守ることが決議されており、この決議が遵守できない場合は「脱退も辞さない」不退転の覚悟をもって交渉に臨まなければならないよう強く訴えてきた。
何より、東日本大震災で甚大な被害をうけた地域で、復興を進めるには農業など地域産業の再建を最優先課題とすべきであり、地域社会を崩壊させかねないTPPへの参加は、こうした状況を無視したものであるといわざるを得ない。
TPPは食の安全・安心、医療・医薬品、金融・保険、雇用、ISDなど、規制の撤廃や改悪を招き、国を一変させる極端な協定であるにも関わらず、交渉内容の情報開示がない中、推し進められていることは到底納得できるものではない。
我々は、地域の担い手として、地域農業と、地域社会・経済を崩壊しかねないTPPへの参加には断固反対する。そして、日本の食と農業を守り、子どもたちの未来のため、地域社会の持続的発展に向けて団結して行動していくことをここに決議する。
平成26年11月24日
平成26年度宮城県JA青年大会
(激励の挨拶)
急遽駆けつけて頂いた参議院議員の熊谷大議員より、参加者に激励の挨拶を頂いた。
(閉会あいさつ)
宮城県農協青年連盟 副委員長 村岡 一也
(閉会)