JAグループ宮城

お知らせ

東日本大震災発生にあたり 宮城県農協青年連盟委員長メッセージ

 東日本大震災により被災された皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。

 未曾有の天災に見舞われ失われた多くの貴い命に深い哀悼の意を表します。

 県内では太平洋沿岸地域を営農活動の基盤とするJA青年部盟友の多くが被害に遭いました。特に巨大津波による被害は甚大で、多 くの田んぼや畑が海水に覆われ、収穫最盛期直前の仙台イチゴが壊滅、その他農機具や農業機械、園芸施設、米の乾燥調整施設など生産関連施設の多くが被害を受けました。

 この地震は、本県だけでなく岩手県や福島県ほか広範囲の地域に大きな被害を及ぼしており、さらには原発事故による放射能汚染問題が加わり、被災者の心労は計り知れません。被災地の復旧・復興にはまだまだ多くの時間がかかるものと想定されます。

 こうした中で、全国の盟友からたくさんの励ましやご支援を頂いていることに心から感謝を申し上げます。全国の多くの仲間から心温まる言葉を頂き大変心強く嬉しく思います。

 今、震災から1ヶ月が過ぎました。いまだ断続的な余震が続き、避難所には多くの被災者が身を寄せている状況にあります。本県農業の復旧と復興に向けた取り組みはまだまだこれからです。

 農家は、国民に安全安心な食料を届けることを使命としています。被災者の立場で特に痛感するのは、食べ物の大切さ、重要さです。人が必要とする食料を生産し、届けられるのは農家、農業生産者しかいません。

 我々青年農業者は、全国の盟友と団結し、必ずや本県農業の復興を果たすために頑張っていく所存ですので、皆様からのご支援をよろしくお願い申し上げます。