平成24年11月25日(日)26日(月)、秋保温泉「ホテル華乃湯」において167名が参加し「平成24年度宮城県JA青年大会」を開催しました。
趣旨 |
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東日本大震災から1年半以上が過ぎ、地域農業の担い手であるJA青年組織を取り巻く環境は大きく変化している。このような中、農協運動に果たすJA青年部の役割を確認するとともに、活動体験交流と討議を通してJA青年部組織活動強化・発展と活力ある地域づくりを積極的に展開するため、JA青年部組織リーダーが一堂に会し大会を開催する。 |
主催 | 宮城県農協青年連盟、JA宮城中央会 |
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後援 | 宮城県、JA宮城中央会、農林中央金庫仙台支店、JA全農みやぎ、JA共済連宮城、㈱日本農業新聞、(社)家の光協会、㈱農協観光宮城支店 |
来賓 | 宮城県農林水産部 農林水産経営支援課技術副参事 庄子 友夫 様 宮城県農業協同組合中央会 会長 菅原 章夫 様 宮城県農業協同組合中央会 部長 安斎 明修 様 農林中央金庫仙台支店 業務第三班 次長 後藤 満浩 様 全国農業協同組合連合会 宮城県本部 総務人事課長 大庄司 文隆 様 全国共済農業協同組合連合会 宮城県本部 管理部総務課長 幸田 克夫 様 (社)家の光協会 北海道東北普及文化局次長 伊藤 文吾 様 (株)日本農業新聞 東北支所 支所長 花輪 勝敏 様 (株)農協観光 宮城支店長 沢石 寿 様 宮城県農協青年連盟 前委員長 黒須 和幸 様 JAみやぎ女性組織協議会 会長 八嶋 洋子 様 |
審査員 | 宮城県農林水産部 農林水産経営支援課技術副参事 庄子 友夫 様 農林中央金庫仙台支店 業務第三班 次長 後藤 満浩 様 全国農業協同組合連合会 宮城県本部 総務人事課長 大庄司 文隆 様 全国共済農業協同組合連合会 宮城県本部 管理部総務課長 幸田 克夫 様 (社)家の光協会 北海道東北普及文化局次長 伊藤 文吾 様 (株)日本農業新聞 東北支所 支所長 花輪 勝敏 様 宮城県農協青年連盟 前委員長 黒須 和幸 様 宮城県農業協同組合中央会 営農農政部次長 山田 和弘 様 ※審査員長は 花輪 勝敏 様とした。 |
宮城県農協青年連盟 委員長 寒風澤 敦司
宮城県農林水産部 農林水産経営支援課技術副参事 庄子 友夫 様
宮城県農業協同組合中央会 会長 菅原 章夫 様
宮城県農協青年連盟 前委員長 黒須 和幸 様
JAみやぎ女性組織協議会 会長 八嶋 洋子 様
組織名 | 氏名 | 題目 | 審査結果 |
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JA名取岩沼 青年部増田地区 |
今野 裕章 | みらい 俺たちができること!! | |
JAあさひな青年部 宮城大和支部 |
高橋 優一郎 | これまでとこれから | |
JAみやぎ仙南 丸森地区青年部 |
大橋 文美 | 自然と食育活動の大切さについて | |
JA古川青年部 西古川支部 |
木村 友洋 | 「魅力のある農業を子供たちへ」 | |
JA加美よつば 青年部 |
板垣 史典 | 「農業と共に生きる」 | |
JAいわでやま 青年部 |
岡本 健 | 大2病からの脱却 | |
JAみどりの 青年部鹿島台支部 |
吉村 敏一 | 「えらいこっちゃ!農業は」 | |
JA栗っこ 若柳地区青年部 |
小野 晃大 | 未来へ | |
JAみやぎ登米 南方町青年部 |
渡辺 一憲 | 「夢」 | 最優秀賞 |
いしのまき農協 青年部石巻地区 |
阿部 貴博 | 農業が生み出す笑顔 ~トマト農家のわたし~ |
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最優秀賞 渡辺 一憲 さん |
組織名 | 氏名 | 題目 | 審査結果 |
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JAみやぎ仙南 柴田地区青年部 |
齋藤 貴裕 | 柴田の青年部 ~ABC~ | |
JAみどりの 青年部小牛田支部 |
今野 克昭 | 潜入!!地元の・・・・ | |
いしのまき農協 青年部矢本地区 |
浅野 一弥 | GREEN LIFE ~「仲間」と共に~ | 最優秀賞 |
最優秀賞 浅野 一弥 さん |
(1)JA宮城県大会決議と今後のJAグループの取組みについて | |
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講師 JA宮城中央会 営農農政部 部長 安齋 明修 氏 |
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(2)TPPの農業・暮らしへの影響と情勢について | |
講師 JA宮城中央会 営農農政部 海老沢 正通 氏 |
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(3)県版ポリシーブックについて | |
説明 宮城県農協青年連盟 委員長 寒風澤 敦司 |
「盟友が、日頃の現場での想いを訴えることにより、盟友同士の交流の契機とする。」ことをテーマに、今年度より新たに実施した。発表内容については自由とし、全組織(12JA)からの代表者が、日頃の思いのたけなどを発表し、大いに盛り上がった。
東日本大震災から1年8ヵ月が経過しましたが、いまなお営農活動を再開できずにいる盟友が数多くいるほか、原発事故による放射性物質汚染は、安全・安心な農畜産物の生産活動に大きなダメージを与えています。
また、TPP交渉参加問題をはじめ、風評被害等による農畜産物価格の低迷、農業者の高齢化、耕作放棄地の拡大など、農業・農村をめぐる情勢は依然厳しい状況にあり、われわれ青年農業者への期待と役割はますます大きなものとなっています。
これらの課題を乗り越え展望を切り開くため、青年部では昨年度より「ポリシーブック」の作成に取り組んできました。「ポリシーブック」では青年組織の活性化や地域の課題解決など、将来を見据えた取り組みや方針が掲げられ、今後、われわれ青年部はこの方針にもとづき積極的に行動し、自らの手で実現していかなければなりません。
私たちは、本大会において「こどもたちの未来へ ~震災復興へ、一生懸命~」をテーマに掲げました。ボランティア等による大震災からの復旧・復興に向けた支援を重点的に行っていくほか、その他多くの課題や難題を解決するため、盟友一丸となって一生懸命取り組んでいくことをここに宣言します。
平成24年11月25日
平成24年度宮城県JA青年大会 参加者一同
去年11月、野田総理は日米首脳会談で、TPPについて「交渉参加に向け関係国との協議に入る」と表明してから1年がたちます。全国の農家をはじめ、多くの国民から反対の意見が発せられているにも関わらず、いまだTPP参加を推し進めようとする政府の行為は暴挙であり、われわれは強く抗議します。
東日本大震災が発生して1年8カ月が経過した今でも、被災地や被災者の大半が震災前とはほど遠い状況にあり、また、原発事故による被害も、いまだに収束の目途がたっておらず、被災した盟友をはじめ、多くの被災者が仮設住宅や避難先での生活を余儀なくされています。
今、政府が行うべきことは、震災・原発事故からの復旧・復興に最優先で取り組むことです。その責任も果たさずに、TPP交渉を推し進めることは、被災地をないがしろにし、農業・地域の再生を目指すわれわれの願いを踏みにじるものであります。
TPP協定は、例外なき関税撤廃で地域農業を壊滅されるばかりでなく、国民生活の基本となる医療制度、食の安全・安心に関わる制度等を崩壊に導き、わが国の国益や主権、平和と民主主義を脅かす最悪の協定であり、われわれは、断じて容認できません。
わが国を壊国へと導くTPP交渉参加を即刻断念するよう政府へ強く求めるとともに、わが国の将来に禍根を残すことのないよう、地域農業と国民の食と暮らしといのちを守るため、われわれはTPP交渉参加断固阻止に向け、全国の青年部盟友と連携し、徹底して運動を展開していくことをここに決意する。
平成24年11月25日
平成24年度宮城県JA青年大会 参加者一同
宮城県蔵王町在住歌手「幹」氏より、2曲ほど披露して頂いた。