JA女性組織協議会は7月18日(木)~19日(金)、仙台市の秋保温泉地区で「令和元年度JA女性部リーダー研修会」を開催しました。
研修には県内女性部員等約190人が参加。今般注目が高まっている「SDGs」に関する研修会を開き、参加者らは理解を深めました。
講師 | 一般社団法人家の光協会 北海道東北普及文化局 局次長 廣井 禎 氏 |
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演題 | 「SDGs(エスディージーズ)ってなんだろう?~わたしたちの暮らしとSDGs~」 |
SDGsは、2015年国連で採択された持続可能な社会をつくるための17の目標です。それぞれの目標は相互に関連しており、また、自分達が日頃行っている女性組織の活動は、実はSDGsそのものということわかりやすく説かれました。
講師 | 認定NPO法人「地球のステージ」代表理事、海老名こころのクリニック院長、心療内科医、医学博士 桑山 紀彦 氏 |
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演題 | 「世界を包むSDGs(エスディージーズ)~その実践の現場から」 |
これまでタイ‐カンボジア国境の難民キャンプを皮切りに、湾岸戦争後のイラク、ソマリア、旧ユーゴスラビア、東ティモールなどで医療救援活動を続けている桑山氏。2009年11月、宮城県名取市に東北国際クリニックを開設、2011年3月の東日本大震災では自ら被災しながらも、震災翌日から2ヶ月間、24時間体制で診療を行い、その後は被災したみなさんの心に寄り添いながら診療。その経験談やその経験から得たもの等について、SDGsを絡めながら講演されました。
桑山氏は「世界における問題の根幹には貧困がある」と、南スーダンやフィリピン等で医療救援活動を行ってきた経験を紹介。「人間は“自分だけ大事”では生きてはいけない。SDGsは“世界よつながれ”と言っていると」と強調されました。
家の光誌面でも紹介されたコットンパールのネックレスを作製しました。